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National Wheelchair Basketball Tournament 2018大会報告① —見るもの全てがAmerican size—

May 2, 2018

 

 全米車いすバスケットボール選手権(National Wheelchair Basketball Tournament)が,4月12日から15日にかけての4日間、アメリカのケンタッキー州で開催された。ケンタッキー州といえばフライドチキンで有名な某ファストフード店のイメージが強い。しかし、大会が行われた町“ルイビル(Louisville)”は、NBAの試合が行われることもある“KFC center”や,野球チーム“ルイビル・バッツ(Louisville Bats)”の本拠地を有するなど,スポーツが身近な町でもある。

 

 

 大会前日の4月11日、会場となったエキスポシティを訪れた。建物の中では、作業員達が3万㎡近い展示場に、フォークリフトを使って12面の特設コートを組み立てていた。日本の大会だとコートが3面あれば多い方である。いきなりのアメリカンサイズに胸を衝かれた。

 翌日から行われた大会は、一般が3部、ジュニアが3部の6部門に分かれて争われた。各部門16チーム、合わせて96チームの出場であった。同スポーツの日本選手権の出場チームが8チームであることや、日本におけるジュニアのみのチームは非常に限られていることを鑑みると、アメリカでは車いすバスケットボールの競技としての地位が確立されていることがよく分かった。

 

 

 

 規格外だったのは会場の広さや、参加チームの多さだけではない。参加している選手も規格外だった。大会には,カナダの英雄パトリックアンダーソン(Patrick Anderson)や、リオデジャネイロパラリンピック金メダリストのスティーブ・セリオ(Steve Serio)を始めとした数多くの代表選手が出場していた。会場を歩いていると、いたる所でパラリンピック金メダリストに出会うことができる。車いすバスケットボールファンにとってはたまらない大会となった。

 

 

 そんな何もかもが規格外な本大会で最も注目されたチームがDallas Wheelchair Mavericks(ダラス)である。最もレベルの高いDivision1を過去8年で7回優勝し、現在3連覇中の王者である。本大会でも初戦をダブルスコアで勝利するなど順調に決勝へと勝ち進んだ。

 決勝の相手は過去8年のうち,ダラスの優勝を唯一阻んだNew York Rolling Knicks(ニューヨーク)。こちらも準決勝までの全ての試合を20点以上の差をつけて勝利し、危なげなく勝ち進んできた。

 

 

 圧倒的な強さを誇る両者によるDivision1の決勝戦は、大会3日目の14日に行われた。試合が行われるコート周りは、試合を見届けようとする多くの観客で埋め尽くされていた。

 試合は第1、第2クォーターと両者一歩も譲らず、前半が終わって23対25とニューヨークがワンゴール差でリード。試合が動いたのは第3クォーターだった。開始3分、ダラスをメカニックトラブルが襲った。パンクを含む3連続のトラブルで、試合の流れはニューヨークへと傾いた。立て続けに得点し、第3クォーター終了時には37対46とニューヨークが9点リード。しかし、ここからダラスも王者の意地を見せる。第4クォーターでは、怒涛の12連続得点で49対46と逆転に成功。試合時間は残り5分、両チームとも緊迫した空気の中1点を争う攻防が続いた。試合時間を残り30秒としたところで得点は54対51、ダラスが僅かにリード。ここで今度はニューヨークが意地を見せる。起死回生の3ポイントシュートを決め、試合を振り出しに戻す。時間内で決着はつかず、試合は延長戦へともつれ込んだ。

 延長戦では、それまでの均衡が一気に崩れた。スティーブの3ポイントを含む、7本のシュートを決めたニューヨークが59対72で4年ぶりの優勝を納めた。

 

 

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